授乳中の母親の食事が母乳の成分に及ぼす影響

(2016年8月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたイタリアのシステマティック・レビューで、授乳中の母親の食事が母乳の成分に及ぼす影響が調査されています。出典: Impact of maternal nutrition on breast-milk composition: a systematic review

研究の方法

授乳中の母親の食事と母乳の成分との関係について調べた36の研究のデータを分析しました。 データに含まれる母親の人数は 1,977人でした。 母親はいずれも、健康で栄養を十分に摂っている女性でした。

36の研究のうち17は、母親の食事に含まれるDHAなどの脂肪酸の母乳成分への影響を調べたものでした。 36の研究の中に、サプリメントに注目した研究は含まれていません。

結果

データが最も充実していたのは、魚の摂取量が多いと母乳に含まれるDHAが増えるという関係で、3つの研究でこの関係が示されていました。

また2つの研究で、食事中に含まれるビタミンC が多いと母乳中のビタミンC の量が増えることが示されていました。

DHAとビタミンC 以外の栄養素については、データが不十分なために関係が不明瞭でした。