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Mayo Clinic の医師が提供する大腸ガン情報

(2016年3月) 大腸ガンは米国では3番目に一般的なガンで、ガンによる死亡の原因として2番目です。 以下は、Mayo Clinic(米国)の大腸外科医であるハイジ・ネルソン医学博士が提供する大腸ガンに関する情報です。出典: Mayo Clinic Expert Shares Five Things to Know About Colorectal Cancer

1. 検診による早期発見が大切

大腸ガンの生存率を上げるためには、検診によるガンの早期発見が本当に大切です。 大腸ガンを初期の段階で発見できると、約90%の率で命が助かります。 大腸ガンの有無を調べるための検査は、大腸内視鏡検査だけではありません。 糞便サンプルを用いたDNA検査(Mayo Clinic が発明した)やCTスキャンを用いたバーチャル内視鏡検査などもあります。

2. 結腸ガンと直腸ガンでは手術に大きな違い

大腸ガン患者の大部分はガン性組織を取り除くために手術が必要となりますが、結腸ガンと直腸ガンでは手術に大きな違いがあります。

結腸ガンの手術では結腸を30cmほど取り出しますが、術後には普通の食事をできるし便通も正常であるというのが一般的です。

これに対して直腸ガンの手術をした後には、排便機能に支障が生じることがあります。 排便の頻度が増加したり排便をコントロールできなくなったりするほか、場合によっては(40%未満のケースで)人工肛門が一時的または恒久的に必要となります。 人工肛門では、腹部に穴を開けてそこから糞便が体外に排泄されるようにします。 排泄された糞便は体に装着しているバッグに入ります。

3. 大腸ガンは若いうちから注意が必要

大腸ガンになるのは60代の人が多いのですが、まれに子供も大腸ガンになることがあります。 若い人に生じる大腸ガンは先天的な体質がリスク要因となることが多いのに対して、比較的高齢の人に生じる大腸ガンは食事・肥満・喫煙などの生活習慣がリスク要因となりがちです。

4. 腸内微生物がリスク要因?
パピローマ・ウイルスが喉のガンの原因になったり、ピロリ菌が胃ガンの原因になったりすることから、Mayo Clinic の研究チームは腸内に住む微生物が作り出す物質の中に大腸ガンを引き起こすものがあるのではないかと考え、現在調査を行っています。