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誰にでも入手できる30種類のビタミンとミネラルを組み合わせたサプリメントに目覚ましいアンチ・エイジング効果

(2016年6月) "Environmental and Molecular Mutagenesis" 誌に掲載されたマックマスター大学の研究(マウス実験)で、誰にでも入手できる30種類のビタミンとミネラルを配合したサプリメント(以下「MDS」)に目覚しいアンチ・エイジング効果があり、大量に失われた脳細胞を回復しさえするという結果になりました。出典: Fountain of Youth? Shady Ingredients May Prevent and Reverse Severe Damage to Aging Brain, Research Suggests

研究チームは、将来的にはMDSをアルツハイマー病・ALS(筋萎縮性側索硬化症)・パーキンソン病などの神経疾患の進行抑制に利用できるのではないかと期待しています。

MDSについて
MDSはマックマスター大学の研究チームが 2000年に考案したもので、ビタミンB・葉酸ビタミンCビタミンD・緑茶抽出物・肝油などを含有しています。
MDSに含まれている成分の完全なリストを求めて散々検索したのですが、残念ながらネット上には公開されていないようです。

このサプリメントの効果を調べるために、普通のマウスや老化が早く進むマウスを用いた研究が複数行われており、半数の研究でこのサプリメントに効果があるという結果になっています。

今回の研究
ヒトで言えば重度のアルツハイマー病に相当する状態(*)になっているマウスに、何ヶ月間かにわたってMDSを毎日エサと一緒に与えたところ、マウスたちは大量に失われていた脳細胞の消失から完全に回復し、低下していた認知機能も元に戻りました。
(*) 脳全体にわたって脳細胞の半分超が失われ、その影響が脳の複数の領域に出ている状態。

さらに、MDSを投与されたマウスでは視覚・嗅覚・身体的な活発さ・バランス力も改善されました。 注目すべきは嗅覚の回復で、嗅覚の消失は神経疾患とも関係があります。参考記事: ピーナッツバターを使った簡易なアルツハイマー病診断テスト

コメント
研究者は次のように述べています:
「今回の結果はヒトにも当てはまる可能性があります。 神経変性に関与する基本的な細胞メカニズムがマウスとヒトとで共通だからです。 まあ、実際にはヒトとマウスだけでなくあらゆる種で共通なんですが」