Montinee Borvornparadorn et al. "Increased chewing reduces energy intake, but not postprandial glucose and insulin, in healthy weight and overweight young adults"
研究の方法
41人の肥満者(Ⅰ度の肥満)または普通体重者にサンドイッチを食べさせて、ひと口の量・食事ペース・咀嚼回数・食事量などを調べたり、サンドイッチを15回の咀嚼で食べたときと50回の咀嚼で食べたときとでサンドイッチを食べる量を比べたりしました。
食後には血糖値やインスリン値も調べました。

結果
主な結果は次のとおりです:- 肥満者は普通体重者よりも咀嚼回数が少なかった。
- BMIにかかわらず、ひと口あたりの咀嚼回数が50回の場合のほうが食事量が少なかった。
- 食事量が最も多かったのは肥満者が15回しか咀嚼しない場合だった。
- 咀嚼回数と血糖値やインスリン値とのあいだには統計学的に有意な関係が見られなかった。 咀嚼回数が50回の場合には食後のインスリン値が高い傾向にあったが統計学的に有意ではなかった。