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肉や卵の摂取量と高血圧になるリスクの関係

(2018年5月) "Journal of Human Hypertension" に発表されたメタ分析で、赤身肉や鶏肉の摂取量が多いと高血圧になるリスクが高いけれど卵だとリスクが低いという結果になりました。
Yi Zhang & Dian-zhong Zhang. "Red meat, poultry, and egg consumption with the risk of hypertension: a meta-analysis of prospective cohort studies"

メタ分析の方法

赤身肉・鶏肉・卵の摂取量と高血圧になるリスクとの関係を調べた10の前向きコホート研究(2017年8月までに発表されたもの)のデータを分析しました。 データに含まれる人数は35万人超、高血圧の症例数は5千件ほどでした。

結果

赤身肉

10の研究のうち赤身肉と高血圧リスクとの関係を調べていた9つの研究のデータを分析したところ、赤身肉の摂取量が最大のグループは最少のグループに比べて高血圧になるリスクが22%高いという結果でした。

赤身肉を未加工のもの(生肉を自宅で調理して食べる)と加工済み(ソーセージやハムなど)のものとに分けた分析も行っていた5つの研究のデータをまとめて分析すると、未加工の赤身肉でも加工済みの赤身肉でも摂取量が多いと高血圧のリスクが増加していました(未加工で19%、加工済みで12%)。

鶏肉

鶏肉の摂取量と高血圧の関係を調べていた6つの研究のデータを分析したところ、鶏肉の摂取量が多い場合にも高血圧になるリスクが15%増加するという結果になりました。

卵の摂取量と高血圧の関係を調べていた3つの研究のデータを分析したところ、卵の摂取量が多い場合には高血圧になるリスクが21%低いという結果でした。

留意点

動物性食品の摂取量と高血圧になるリスクとの関係を調べた研究は未だ十分ではないので、今回の結果は確定的なものではありません。