肉を食べることが多いと糖尿病になりやすい

(2016年7月) "PLOS ONE" に掲載されたスペインの研究で、肉類、特に加工肉を食べることが多いと2型糖尿病になりやすいという結果になりました。出典: Meat Consumption and Risk of Developing Type 2 Diabetes in the SUN Project...

研究の方法

糖尿病ではないスペイン人男女1万8千人超(平均年齢38才・高学歴・女性が61%)を対象に食生活に関するアンケートを実施し、平均8.7年間にわたり糖尿病の発症状況を追跡調査をしました。

研究の方法

追跡期間中に146人が糖尿病になりました。 糖尿病リスクに影響する様々な要因を考慮した分析において、肉類(種類を問わない)を毎日3食分以上食べているグループは、肉類を食べる量が1日あたり2食分未満のグループに比べて、2型糖尿病になるリスクが85%高くなっていました。

加工肉と非加工肉

肉類を加工肉と非加工肉の2種類に分けて分析したところ、加工肉(ハムや、ソーセージ、ベーコンなど)を食べる量が多いと2型糖尿病のリスクが増加する(+53%)けれども、非加工肉(獣肉や鶏肉)を食べる量が多いと2型糖尿病のリスクは下がる(-29%)という結果でした。 ただし、いずれに関しても統計学的には全く有意ではありませんでした。

解説
肉類の摂取により糖尿病のリスクが増加していた原因は主に加工肉にあるのかもしれません。 加工肉には塩分と亜硝酸塩が多量に用いられていますが、これらが膵臓のβ細胞に悪影響を及ぼしている可能性があります。 肉類全般に含まれる飽和脂肪やヘム鉄も2型糖尿病リスク増加に関与しているかもしれません。