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地中海地方の伝統的な食生活で股関節骨折のリスクが低下?

(2018年4月) "Osteoporosis International" 誌に掲載されたギリシア健康財団などの研究で、普段の食生活がメディテラネアン・ダイエット(地中海地方の伝統的な食生活。以下「MD」)に近い中高年者は股関節を骨折するリスクが低いという結果になっています。
Benetou, V., Orfanos, P., Feskanich, D. et al. "Mediterranean diet and hip fracture incidence among older adults: the CHANCES project"

研究の方法

欧州や米国に住む60才以上の男女14万人超(男性は2万4千人超)の食生活をアンケート調査で調べたのち、平均で約13.6年間にわたり股関節骨折の発生状況を追跡調査しました。

食生活がMDにどれだけ近いかは、食生活の内容に基づき10点満点で評価しました(点数が近いほどMDに近い)。

結果

追跡期間中に 5,454件の股関節骨折が発生しました。

MDスコアが1点増えるごとに、股関節骨折のリスクが4%低下していました。

MDスコア別にデータを3つのグループに分けて比較すると、スコアが低いグループに比べて、スコアが中程度のグループでは7%およびスコアが高いグループでは6%、それぞれ股関節骨折のリスクが低下していました。

ただし、スコアが高いグループに関しては統計学的に有意な結果ではありませんでした(95% CI 0.87-1.01)。