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イタリアやスペインの伝統的な食生活と中高年の女性の握力の関係

(2018年4月) "Clinical Nutrition" 誌に掲載されたフェデリコ2世ナポリ大学(イタリア)の研究で、食生活がメディテラネアン・ダイエット(MD)に近い人は握力が強いという結果になりました。
Barrea, Luigi et al. "Association between Mediterranean diet and hand grip strength in older adult women"

握力の意味

握力は全身的な筋力の指標であるとされ、握力が強い人は死亡リスクが低いというデータや、握力に心臓病・脳卒中・高血圧・糖尿病・認知機能低下などのリスクが表れるというデータがあります。

研究の方法

60~85才の女性84人を対象に、食生活がMDにどれだけ近いかを調べるアンケート調査や握力測定などを実施しました。

結果

食生活がMDに近い人の割合が、握力が20kg以下のグループでは14%だったのに対して、握力が20kgを超えるグループでは39%でした。 握力が20kg超のグループのほうが食生活がMDに近いという関係も見られました。

アンケート調査の項目別に分析したところ、14の項目(*)それぞれの大部分と握力との間に関係が見られました。
(*) おおむね次のような内容: オリーブオイルをよく食べる、野菜・果物・豆類・ナッツ類をよく食べる、赤身肉・加工肉をあまり食べない、魚介類や鶏肉をよく食べる、バター/マーガリン/クリームをあまり食べない、糖類が使われた清涼飲料水をあまり飲まない、自家製でない菓子類(クッキーやケーキ)をあまり食べない、ワインを適度に飲む
ヒップのサイズが大きかったりBMI値が高かったりすると握力が弱いという関係も見られました。