瞑想に加齢による脳の縮小を抑制する効果?

(2015年2月) ヒトの脳は20代の半ばあるいは後半頃から縮み始め、それに伴って認知機能の一部が衰え始めますが、"Frontiers in Psychology" 誌オンライン版に掲載されたカリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究によると、瞑想が脳の灰白質(ニューロンが存在する組織)のボリュームを維持するのに有効だと思われます。

研究の方法

この研究では、瞑想歴が4~46年(平均20年)の男女50人と、瞑想をしていない男女50人の脳を高解像度MRIでスキャンして比較しました。 いずれのグループも、年齢は24~77才、男性が28人、女性が22人という構成でした。

結果

いずれのグループでも、年を取っている人ほど灰白質の量が減っていましたが、瞑想をしているグループの方が灰白質の減り方が少ないようでした。

研究者は次のように述べています:
「当初の予想では、脳の領域のうち過去の研究で瞑想との関係が示されていた部分にのみ小さな効果が見られるのではないかと考えていましたが、実際には脳全体に瞑想の効果が表れていました」
ただし、今回の研究は瞑想と灰白質の量との因果関係を示したものではありません。 今回の研究で両グループの間に見られた差には、ライフスタイルや、性格、遺伝的要因なども関与している可能性があります。