メディテラネアン・ダイエットで脳細胞の減少ペースが遅くなる?

(2015年10月) "Neurology" 誌に掲載されたコロンビア大学の研究によると、メディテラネアン・ダイエットを続けることで加齢による脳細胞の減少を緩和できるかもしれません。 食生活がメディテラネアン・ダイエットに近い人のほうが脳のサイズが小さくなるペースが5年分ほど遅かったのです。

研究の方法

認知症ではない674人の高齢者(平均年齢80才)を対象に過去1年間の食生活に関するアンケートを実施し、アンケート実施から平均7ヵ月後に脳を検査しました。

そして、674人を食生活がメディテラネアン・ダイエットに近い(*)グループとそうでないグループとに分けて脳のサイズを比較しました。
(*) 「メディテラネアン・ダイエットを構成する要素(魚や野菜をよく食べるとか、肉をあまり食べないとか)のうち5つ以上を満たす場合を『メディテラネアン・ダイエットに近い』とみなした」とプレスリリースにありますが、この研究でメディテラネアン・ダイエットを構成する要素をどのように分類したのかは不明です。
結果

メディテラネアン・ダイエットに近いグループの方が脳のサイズが1.3cmほど(このうち灰白質は5mm、白質は6.4mm)大きいという結果でした。

研究者は次のように述べています:
「魚を一週間あたり85g~140gほど食べる、あるいは1日に食べる肉の量を100g未満に抑えることで、3~5年分の老化に相当する脳細胞の喪失を防ぐことができると言えそうです」