地中海地方の食事で妊娠高血圧のリスクが低下

(2015年6月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたクイーンズランド大学の研究によると、妊娠前にメディテラネアン・ダイエットを続けておくことで妊娠中に高血圧関連の問題が生じるリスクを下げられるかもしれません。

研究の内容

25~30才の女性 3,582人の 6,149回分の妊娠に関わる食事データを分析したところ、妊娠前に野菜・豆類・ナッツ類・豆腐・米・パスタ・ライ麦パン・赤ワイン・魚をよく食べていたグループでは(あまり食べていなかったグループに比べて)妊娠高血圧と妊娠高血圧腎症のリスクが42%低下していました。

コメント
研究者は次のように述べています:

「妊娠中には高血圧関連の問題が起こることが少なくありません。 妊娠中に高血圧の問題が生じると、母親と生まれた子供の両方で後に慢性疾患になるリスクが増加します」

「(上述の)個々の食品だけでは高血圧関連の問題が生じるリスクが下がる理由の説明がつかないことから、メディテラネアン・ダイエットに含まれる食品群の組み合わせにより、このような効果が生じるのだと思われます」

「今回の研究ではメディテラネアン・ダイエットと妊娠時高血圧のリスク低下との関係が明確に示されました。 しかし今後の研究で今回の結果を確認する必要があります」