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伝統的なイタリア料理を食べている中高年者は服用する薬の種類が少ない

(2018年1月) "The journal of nutrition, health & aging" に掲載されたローマ大学の研究で、メディテラネアン・ダイエット(地中海地方の伝統的な食生活。 以下「メディ食」)を続けている中高年者は薬を何種類も服用していることが少ないという結果になりました。

研究の方法

50~89才(平均年齢70才)の男女476人(58%が女性)を対象に、健康診断を実施したほか、病歴や服用中の薬の種類や食生活を尋ねました。

結果

476人のうち39%に多剤併用(*)が見られました。
(*) この研究では「5種類以上の薬の併用」と定義された。
食生活がメディ食に近くないグループはメディ食に近いグループに比べて、多剤併用のリスク(オッズ比)が86%高くなっていました。 メディ食を構成する食品ごとの分析では、次の食品を食べる習慣がある場合に多剤併用のリスクが低くなっていました:
  • オリーブ・オイル
  • 野菜
  • ワイン
  • 豆類
  • ナッツ類
食生活がメディ食に近いグループに比べてメディ食に近くないグループにはBMIが高い人・高血圧/糖尿病/脂質異常症の人・心臓病や脳卒中の病歴がある人が高い割合で存在したことから、メディ食により生活習慣病の発生が抑制されるために、飲まなくてはならない薬の種類が少なくなるのだと考えられます。