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オメガ6脂肪酸 ⇒ リポキシン ⇒ コレステロール改善

(2014年10月) オメガ6不飽和脂肪酸には LDL(悪玉)コレステロールを減らし、HDL(善玉)コレステロールを増やす効果があります。

そのメカニズムはほとんど明らかになっていなかったのですが、"Cell Metabolism" 誌に掲載された Innsbruck Medical University(オーストリア)の研究で欧州系の男女10万人分の遺伝情報を調べたところ、"Alox5" と呼ばれる遺伝子によってオメガ6脂肪酸からリポキシンという抗炎症作用を持つ化合物が作られ、それによってコレステロール量が変化していることがわかりました。

Alox5 遺伝子がオメガ6脂肪酸からリポキシンを作り出す酵素をコードし、それによって LDLコレステロール量が減っていたのです。

アスピリンの心臓発作予防効果もリポキシンによるもの?
この研究ではさらに、マウス実験によって、アスピリンがリポキシンの生産を促進することによって心臓発作を予防する効果を生み出しているというエビデンスも得られました。

マウス実験では、アスピリンがリポキシンの生産を促進し、それによって過剰なコレステロールが肝臓へと運ばれ、肝臓から胆汁を介して排泄されることが確認されました。

アテローム性動脈硬化のプラークが血管に生じているマウスにアスピリンを投与したところ、プラークの量が消失(regress)しました。

研究者は次のように述べています:
「アスピリンには心血管疾患(心臓病や脳卒中)を予防する効果があり、その効果はこれまで抗血栓作用と抗炎症作用によるものだと考えられてきましたが、今回の研究で第3のメカニズム(リポキシンによるもの)が特定された可能性があります」
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