メラトニン不足で糖尿病になるリスクが増加する可能性

(2013年4月) これまでの研究でメラトニンがブドウ糖の代謝に関わっていることが示唆されていますが、"JAMA" に掲載された Brigham and Women's Hospital(米国)の研究によると、メラトニンの分泌量が減少している人では2型糖尿病の発症リスクが増加します。

研究の方法

2000~2012年のあいだに糖尿病を発症した女性370人と、比較対照用の人たち370人のデータを分析しました。

結果

尿中でクレアチニンに対する6-スルホキシメラトニンの比率が高い女性ほど、インスリン感受性が高くなっていました。 研究チームの推算によると、メラトニン分泌量が最高水準にあるグループに比べて最低水準にある女性では糖尿病になるリスクが2倍超になります。

補足

この研究論文の背景情報によると、メラトニン受容体が体全体にあることからもメラトニンがエネルギー代謝や体重の調節などの生理的機能に幅広い影響があることが考えられます。

研究者は次のように述べています:
「メラトニン受容体の変異による機能喪失はインスリン抵抗および2型糖尿病に関与しています。 糖尿病でない人であっても、夜間のメラトニン分泌量が少なければインスリン抵抗性の増大が見られます」