メラトニンのサプリメントが前立腺ガンの予防に有効?

(2014年1月) 米国ガン研究学会で発表されたハーバード大学の研究によると、睡眠に関与するホルモンであるメラトニンのサプリメントを服用することで前立腺ガンのリスクを減らせる可能性があります。

研究の方法

この研究では、尿中に含まれるメラトニン副産物の量を用いて、アイスランド人男性926人のメラトニンの体内量を7年間にわたって追跡調査し、前立腺ガンになるリスクと照らし合わせました。 926人の1/3近くが睡眠関係の薬物を服用していました。

結果

研究期間中に前立腺ガンと診断されたのは111人で、進行した前立腺ガンの患者は24人でした。 926人のうちメラトニンの体内量が平均以上だったグループでは、進行した前立腺ガンのリスクが31%、そして悪性の(増殖が早い)前立腺ガンのリスクが75%、それぞれ(メラトニンの体内量が平均的な人よりも?)少なくなっていました。

今回の結果から、メラトニンが一部のガン(乳ガンや前立腺ガン)に関与する他のホルモンの調節に関与している可能性が示唆されます。

コメント
研究者は次のように述べています:

「メラトニンの体内量が多いグループでは少ないグループに比べて、進行した前立腺ガンになるリスクが75%減少していました」

「今回の結果から、眠りと目覚め、そして明るい時間帯と暗い時間帯のサイクルを安定させることが大切であると考えられます」
「睡眠不足などの要因は、メラトニン分泌量に影響したり、メラトニンがまったく分泌されなくなる原因になったりします。 メラトニン体内量の低下・睡眠障害・サーカディアン・リズムの乱れは、ガンのリスク要因にもなるなど幅広い健康問題に関与しています」