閉経後の女性に限り乳ガンの手術後に太ると転移リスクが増加

(2017年12月) "BMC Cancer" 誌に掲載された台湾の研究で、閉経後の女性に限り乳ガンの手術を受けてから半年のうちに太ると乳ガンが転移するリスクが増加するという結果になりました。

研究の方法

ステージ0~3の乳ガンの女性131人を対象に、乳ガンの手術の前日と手術から半年後の2回にわたり体重や体脂肪量を計測しました。 そして、それから7~8年後に転移や死亡の状況を確認しました。

データの分析においては、乳ガンの予後に影響する様々な要因を考慮しました。

結果

手術後の半年間のうちに体脂肪量が5%超増えていたのは、閉経前の女性(平均年齢42才)では56%、閉経後の女性(平均年齢56才)では42%でした。 7~8年間のうちに死亡した(死因は問わない)女性の割合は17.6%、乳ガン遠隔転移した女性の割合は9.9%でした。

体脂肪の増加量と死亡リスクとのあいだには関係が見られませんでした。 転移リスクに関しては、閉経後の女性に限り、手術後半年間のうちに体脂肪量が5%を超えて増えていた場合に遠隔転移のリスクが30%増加していました。