ヨガが更年期障害による不眠症に効果

"Menopause(更年期)" 誌に掲載された米国の研究で、ヨガが更年期障害による不眠症に対して有効であるという結果になりました。 ただし、ヨガはホットフラッシュ寝汗には効果がありませんでした。

この研究(無作為化比較対照臨床試験)では、249人の健康な女性たち(いずれも普段は運動をしていませんでした)を次の3つのグループに分けました: ①ヨガのグループ、中強度の有酸素運動(ウォーキングなど)のグループ、運動をしないグループ。 ヨガのグループには、90分のヨガのクラスに参加しつつ、家庭でも毎日ヨガを行ってもらいました。

さらに、249人を上記の3つのグループとは別途に2つのグループに分けて、オメガ3脂肪酸のサプリメントまたはプラシーボを服用してもらいました。 試験期間は12週間で、149人のうち12人が期間の途中で脱落しました。

試験の結果、統計学的に有意であると認められたのは、不眠症に対するヨガの効果だけでした。
(ソース記事の元となった論文の概要を見ると、不眠症重症度指数(Insomnia Severity Index)の変化における、運動をしないグループとの差が1.3だということですが、意味がわかりません。 12週間の試験期間後に、ヨガのグループでは、運動をしないグループに比べて不眠症が30%改善したという意味かもしれません)

有酸素運動によって睡眠の質と不眠症がわずかに改善される、ヨガによって睡眠の質と鬱症状が改善されるという結果もいちおうは出ましたが、これらについては統計学的に有意ではありませんでした(たまたまそういう結果になった可能性が高い)。 オメガ3脂肪酸は、不眠症、ホットフラッシュ、寝汗、気分のいずれにも効果がありませんでした。