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更年期による骨粗鬆症リスクの増加には大豆食品で対抗

(2015年11月) "Society for Endocrinology BES 2015" で発表されたハル大学(英国)による予備的な研究で、更年期女性が大豆タンパク質とイソフラボンを摂ることで骨粗鬆症のリスクを下げられるという結果になっています。

閉経と骨粗鬆症

骨粗鬆症は骨が脆くなるという病気で骨折の原因になります。 女性は閉経を迎えるとエストロゲンの生産量が減るために、骨量の減少が急速に進みます。

研究の方法

更年期初期にある女性200人を2つのグループに分けて半年間にわたって毎日、一方には大豆タンパク質のサプリメントに加えてイソフラボン66mgを服用してもらい、もう一方のグループには大豆タンパク質のサプリメントのみを服用してもらいました。

そして血液検査を行って、骨の活性の指標となる血中の成分(βCTX と P1NP)の濃度の変化を調べました。

結果
大豆タンパク質とイソフラボンの両方を服用したグループはもう一方のグループに比べて、βCTX の血中濃度が下がっていました。 このことから、大豆タンパク質とイソフラボンの両方を服用したグループでは骨が失われるペースが鈍化し、骨粗鬆症のリスクが低下したと考えられます。
コメント
研究者は次のように述べています:

「大豆タンパク質とイソフラボンの組み合わせにより、更年期初期にある女性の骨の健康を安全かつ効果的に改善することができるという結果でした。 大豆の効果は骨粗鬆症の既存の治療薬に匹敵するほどであるように見受けられます。イソフラボンを積極的に摂ることで、骨粗鬆症と診断される女性の数を減らすことができそうです」

「66mg/日というイソフラボン摂取量は、東洋の食事で摂れる量に相当します。 西洋型の食事では2~16mgほどしか摂れません」

ホットフラッシュに大豆が効くかどうかは腸内細菌で決まる」という話があって、この話によるとイソフラボンからエストロゲン活性を有する「エクオール」という物質が体内で作り出される人でなければ大豆を食べてもエストロゲン的な効果は期待できません。

骨粗鬆症でも同じではないかと思い検索したところ、骨粗鬆症に関してもイソフラボンからエクオールが作られなければエストロゲン的な効果は期待できないとする日本の研究(しかしリンク先は英語)が見つかりました。
留意点
大豆タンパク質とイソフラボンのサプリメントを長期的に服用した場合に何らかの健康上の問題が生じないかどうかは不明です。
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