30才未満と30才以上とで良好な気分を維持するための食生活が違ってくる

(2017年12月) "Nutritional Neuroscience" 誌に掲載されたニューヨーク州立大学ビンガムトン校の研究によると、食生活がメンタル面に及ぼす影響は30才未満の人と30才以上の人とで異なる可能性があります。

研究の方法

世界各国に住む人たちを対象に、インターネットを介して食生活などに関するアンケート調査を行いました。

結果

18~29才の人

18~29才の人では、を食べる頻度が高いと精神状態が良好であるという関係がみられました。 肉は気分を改善する効果のある神経伝達物質(セロトニンとドーパミン)の脳における量を増やしてくれます。

18~29才の人では運動も精神衛生に有益であるように見受けられました。 運動ににセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質を増やす効果があります。

18~29才の人では、肉(赤身肉または白身肉)を食べる回数が週に3回未満だったり、運動をする回数が週に3回未満だったりする場合に、精神状態が良好でないケースが増加していました。

30才以上の人

30才以上の人では、果物を食べる頻度が高いと精神状態が良好であるという関係がみられました。 果物には抗酸化物質が豊富に含まれています。 年を取ると体内でフリー・ラジカルが増加して精神面にも悪影響を及ぼしますが、抗酸化物質がこうしたフリーラジカルの悪影響を緩和してくれるのだと考えられます。

一方、グリセミック指数が高い食品やコーヒーを摂取する頻度が高い場合あるいは朝食を抜く場合には、精神状態が良好でないケースが増加していました。 グリセミック指数が高い食品・コーヒー・朝食抜きはストレスに関与する交感神経系を異様に活性化させてしまいます。 ストレスを制御する能力は老化によって衰えるため、年を取ると交感神経系をかき乱す食生活が身にこたえるようになるのでしょう。