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メタボリック・シンドロームとは

日本の定義
内臓脂肪型の肥満(腹部の肥満)に加えて、高血圧脂質異常、または高血糖のうちの2つ以上を抱えている状態がメタボリック・シンドロームであるとされています。
米国の定義
次の条件のうち3つ以上に該当するとメタボリック・シンドロームであると診断されるのが一般的です:
  • ウェストのサイズ(内臓脂肪量の指標)が、男性であれば102cm以上、女性であれば89cm以上である。
  • トリグリセライド(中性脂肪)値が150mg/dL(1.7 mmol/L)以上である。 または、高トリグリセライド血症の治療を受けている。
  • HDL(善玉)コレステロールが男性であれば40mg/dL(1.04mmol/L)未満、女性であれば50mg/dL(1.3mmol/L)未満である。 または、低HDLコレステロール血症の治療を受けている。
  • 血圧が 130/85mmHg 以上である。 または高血圧の薬を服用している。
  • 空腹時血糖値が100mg/dL(5.6mmol/L)以上である。

この「米国の定義」は、国際糖尿病連合、米国立心臓・肺臓・血液研究所、米国心臓協会、国際心臓連合(スイス)、国際アテローム性動脈硬化症学会、肥満研究国際協会などの合意を得ています。

メタボリック・シンドロームのリスク要因
肥満や運動不足、不健全な食事などの生活習慣のほか、年齢・遺伝的要因・病歴もメタボリック・シンドロームのリスク要因となります。
  • 年齢
    メタボリック・シンドロームのリスクは加齢によって増加します。 (米国の場合)60才以上では40%の人がメタボリック・シンドロームです。
  • 遺伝的要因
    アジア人やヒスパニックは他の人種よりもメタボリック・シンドロームになりやすいと思われます。 2型糖尿病家族歴がある人でもメタボリック・シンドロームのリスクが増加します。
  • 病歴
    心臓や血管の病気、非アルコール性脂肪肝、多嚢胞性卵巣症候群などの病歴がある人ではメタボリック・シンドロームのリスクが増加します。
メタボリック・シンドロームの症状

メタボリック・シンドロームの症状というのは、メタボリック・シンドロームの構成要素である高血圧や高血糖などの症状ということになります。

腹部脂肪の蓄積は見た目に表れますし、高血糖がひどい場合には喉の渇きや疲労感など糖尿病の症状がありますが、高血圧も脂質異常もほとんど症状が表れないのが普通です。
メタボリック・シンドロームの合併症

メタボリック・シンドロームは心血管疾患や2型糖尿病のリスク要因です。 高血糖を放置していると2型糖尿病へと進行しますし、脂質異常症や高血圧を放置していると動脈硬化が進行して心臓発作や脳卒中を起こしやすくなります。

メタボリック・シンドロームの対策

運動・ダイエット・健全な食事・禁煙がメタボリック・シンドロームの対策となります。

運動
1日あたり30分ほど中強度の運動を行うことを目標にしましょう。
食事

脂肪分の摂り過ぎに気を付けつつ、果物・野菜・魚・全粒穀物ナッツ類を積極的に食べましょう。

加工食品は控えましょう。 カロリー・ゼロの人口甘味料であってもメタボリック・シンドロームのリスクが増加するほか、加工食品に添加される乳化剤がメタボリック・シンドロームのリスク要因になるのではないかという話もあります。
ダイエット

運動やカロリー制限で体重を減らすことによってインスリン抵抗性と血糖値を減らして糖尿病になるリスクを下げることが出来ます。

禁煙
喫煙はメタボリック・シンドロームがもたらすリスクを悪化させる原因となります。 必要であれば医師(禁煙外来)の助けを借りましょう。