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メタボリック・シンドロームの予防にはやはり運動が有効だった

(2017年9月) 深圳大学(中国)の研究チームが行い "Metabolism" 誌に掲載されたシステマティック・レビューで、運動がメタボリック・シンドローム(以下「メタボ」)の予防に有益であるという結果となりました。

メタ分析の方法

運動習慣とメタボになるリスクとの関係について調べた18の研究データを分析しました。 データに含まれる人数は合計7万6千人超、メタボの症例数は1万4千件弱でした。

結果

1週間のうちに行う運動(余暇として行う身体活動)の量が10MET時間(下記参照)増えるごとにメタボになるリスクが8%低くなっていました。

まったく運動を行わない場合に比べて、中強度の運動を150分/週(*)行うとメタボのリスクが10%減るという計算になります。
(*) 現在一般的に推奨されている運動量。

METについて

METとは身体活動による消費されるエネルギーの量のことで、身体活動が激しいほどMETの値は大きくなります。 METの例は次のようなものです:
  • ウォーキング(時速4km): 2.9
  • ウォーキング(時速5.5km): 3.6
  • ジョギング: 7.0
  • 縄跳び: 10.0

MET時間は「MET×経過時間」で計算します。 例えば3METの身体活動を2時間行う(3MET×2時間)と6MET時間の身体活動量となりますし、12METの身体活動を30分間行っても6MET(12MET×1/2時間)時間の身体活動量となります。

縄跳びで言えば、1週間あたり10MET時間の運動量を達成するのに週に1時間の縄跳びを行えばよいということになります。 例えば、毎日9分間ほど縄跳びをするもよし、20分の縄跳びを週に3回行うもよし、週に1回だけ1時間の縄跳びをするもよしというわけです。 縄跳びは骨粗鬆症や腎結石の予防にも効果的な運動です。