中年期の運動習慣が老年期の筋力に影響

(2013年12月) "IOF Regionals 4th Asia-Pacific Osteoporosis Meeting" で発表された東京大学の研究によると、中年のときの運動習慣が、高齢者になってからの筋力の維持に有効で、サルコペニア(加齢による筋量の低下)の予防にもなります。

年を取ってから筋力が衰えると、自立した生活が出来なくなる・生活の質が落ちる・早死にするなどのリスクが増加します。

研究の方法

この研究では、平均年齢65才の日本人 1,000人(男性349人、女性651人)を対象に、握力、敏捷性、骨格筋量、中年の時点での運動習慣などのデータを集め、サルコペニアの罹患率およびサルコペニアと身体能力との関係を調べました。

結果

サルコペニアの罹患率は男性で13.8%、女性で12.4%であり、男女共に高齢であるほど罹患率が増加していました。

そして、中年の頃に運動習慣があった人ではサルコペニアである率が下がっていました。 年齢・性別・BMIなどの要因を考慮した後の数字で、OR が 0.53 ということなので、運動習慣によってサルコペニアのリスクがほぼ半減するということでしょうか。