偏頭痛の頻度を減らすには「神の愛」がいちばん

(2016年9月) "Behavioral Medicine" 誌に掲載されたマサチューセッツ大学の研究によると、瞑想を頭痛薬と併用するのが偏頭痛の頻度を減らすのに有効かもしれません。

研究の方法
月に偏頭痛が3回以上起こるという被験者92人を次の4つのグループに分けました:
  1. 神霊的な瞑想を行うグループ: 「神は愛だ」とか「母なる大地よ」といった類のフレーズを頭の中で繰り返して瞑想する。
  2. 自分の内面に意識を向ける瞑想を行うグループ: 「わたしは満ち足りている」や「わたしは幸せだ」などのフレーズを頭の中で繰り返して瞑想する。
  3. 自分の外面に意識を向ける瞑想を行うグループ: 「砂地は柔らかい」あるいは「おお牧場は緑」など、この世に存在する物理的なモノに関するフレーズを用いて瞑想する。(*)
  4. 斬新的筋弛緩法(†)と呼ばれるリラックス法を行うグループ: 筋肉に力を入れたり脱力したりを繰り返してリラックスする。

(*) マインドフルネス瞑想法とは違って実際に自分が触れている世界に意識を向けるのではなく、単に言葉の持つイメージに集中するということのようです。

(†) Progressive Muscle Relaxation

各グループは30日間にわたって毎日20分間、瞑想やリラックス法を行いました。 被験者はいずれも瞑想の未経験者で、信仰心やオカルト好きな傾向も同程度でした。

結果
頭痛のひどさ

各グループで違いがありませんでした。

頭痛の頻度

1のグループが他のグループよりも少なくなっていました。 他の3つのグループでも頭痛の頻度が減る傾向は見られましたが、統計学的に有意と言えるほどには減っていませんでした。

頭痛薬の使用

いずれのグループでも試験開始前に比べて頭痛薬が必要となることが減りましたが、1のグループは他のグループよりも減り方が顕著でした。