その偏頭痛は、偏頭痛じゃないかも

慢性的な頭痛で悩んでいて医師に偏頭痛だと診断されても、それは偏頭痛ではないかもしれません。 慢性的な頭痛は偏頭痛緊張による頭痛だけではなく、新型慢性連日性頭痛(NDPH)という病気の症状でもあるのです。

NDPH とは慢性頭痛の中でも、一ヶ月間のうちの15日以上、そして一度の頭痛につき4時間以上にわたって生じるものを指します。

NDPH は、①症状(光や音への過敏や吐き気など)が偏頭痛と共通しているため、そして②医師の間でもあまり知られていない病気であるために、偏頭痛と誤診されてしまうケースが多いのですが、NDPH の症状は偏頭痛とは明らかに異なるので、NDPHを知ってさえいれば素人でも診断は難しくありません。

偏頭痛の場合は、いつから頭痛持ちになったのか覚えていないのが普通であるうえに、頭痛が治まることもありますが、NDPH では、それまで頭痛持ちでなかった人が突然頭痛になり、それが治まりません。 そして、いつから頭痛持ちになったのかを思い出せるケースが多数です。 NDPH の患者の1/3が NDPH の発症前に、インフルエンザや、感染症、ストレス、外科手術など、NDPH の原因として疑われる出来事を経験しているそうです。

残念なことに、NDPH は研究が進んでおらず、治療法も確立されていません。 NDPH の治療には、偏頭痛と同じ薬が用いられますが、偏頭痛の場合よりも効き目が少ないため、治療法を模索していく他はありません。

上記の、NDPH と偏頭痛の症状の比較から、NDPH かもと思ったら、主治医ではなく頭痛の専門医に相談するのが早道かもしれません。