牛乳の摂取量とニキビのリスクとの関係 (メタ分析)

(2018年8月) "Journal of the European Academy of Dermatology and Venereology" に掲載されたメタ分析で、牛乳の摂取量とニキビのリスクとの関係が調査されています。
Ru Dai et al. "The effect of milk consumption on acne: a meta‐analysis of observational studies"

ニキビは欧米型の食生活が主流の先進国では一般的な疾患ですが、牛乳でニキビのリスクが増加するかどうかはわかっていません。

研究の方法

牛乳を飲む量とニキビのリスクとの関係を調べた前向き研究4つおよびクロス・セクショナル研究9つのデータを分析しました。 データに含まれる人数は合計7万2千人弱でした。

結果

牛乳を飲む習慣がない場合に比べて牛乳を飲む習慣がある場合には、ニキビのリスクが16%増加していました。

この数字は、コホート研究に限ると17%、クロス・セクショナル研究に限ると16%でした。

牛乳のタイプ別に分析すると、普通の牛乳で13%および低脂肪乳で14%のリスク増加だったのに対して、スキムミルクでは24%のリスク増加でした。

また、牛乳の摂取量が中程度の場合よりも摂取量が多い場合のほうがニキビ・リスクの増加が統計学的に明確で、増加幅も大きくなっていました(+8%に対して+12%)。

ニキビの重症度別に分析すると、重度のニキビと牛乳飲用習慣との間にはリスク増加の関係(+18%)が見られましたが、軽度のニキビと牛乳飲用習慣との間には関係が見られませんでした。