女性でのみ牛乳が変形性膝関節症の進行抑制に効果

(2014年4月) "Arthritis Care & Research" 誌に掲載された米国の研究によると、無脂肪または低脂肪の牛乳を頻繁に飲んでいる女性では、膝の変形性関節炎の進行が遅くなると考えられます。 男性では牛乳のこのような効果は見られませんでした。 また、ヨーグルトは男女ともに変形性関節症の進行への影響が見られませんでした。

この研究では、変形性膝関節症を抱えた男女 2,148人(女性 1260人、男性888人。 膝 3,064本)を対象に、食事習慣に関するデータを収集して、Ⅹ線を用いて膝関節の隙間の広さ(joint space width)を測定したのち、12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月、および48ヶ月目に追跡調査を実施しました。

その結果、牛乳の摂取量が多い女性ほど膝関節の隙間の広がり(変形性関節症が進行すると広がるのでしょう)が軽度でした。 1週間あたりに飲む牛乳の量がコップ3杯の人では 0.38mm、4~6杯の人では 0.29mm、そして7杯以上の人では 0.26mm という具合でした。

この結果は、変形性膝関節症の重症度や、BMI、食事習慣などの要因を考慮したうえでなお有効でした。 男性では、牛乳摂取量と膝関節の隙間の広がりとの間に相関関係は見られませんでした。

(牛乳の種類(低脂肪/無脂肪)については、ソース記事でも記事の冒頭に記載があるだけで、研究内容を説明する箇所では一切触れられていませんでした。 普通の成分無調整の牛乳ではダメなのかどうかは不明です。 論文のアブストラクトでは牛乳の種類に関して一切言及されていません。)