マインドフルネス瞑想法にリウマチの痛みを軽減する効果

(2014年11月) "Annals of the Rheumatic Diseases" に掲載されたオークランド大学(ニュージーランド)の研究によると、マインドフルネス瞑想法が関節リウマチ(以下「リウマチ」)の体感的な症状を軽減するのに有効だと思われます。

研究の方法

リウマチ患者42人を2つのグループに分けて、一方のグループにのみマインドフルネス瞑想法のトレーニングを行いました。 もう一方のグループ(対照群)には試験の後にマインドフルネス瞑想法を教えると約束しました(対照群として利用されることによる不公平を解消するためでしょうか)。

マインドフルネス瞑想法のトレーニングは8週間にわたって行われ、その内容は瞑想、軽いストレッチ、および軽いヨーガというものでした。 両グループの症状の評価は、トレーニング期間が終了した直後と、その2ヵ月後、4ヵ月後、および6ヶ月後に行われました。

評価項目は、①腫れと押さえたときに痛みを感じる関節の数、②C反応性タンパク質(炎症の指標)、③患者自身が体感的に評価する関節のこわばりと痛み(1~100点で評価。点数が低いほど良いのでしょう)というものでした。

結果

対照群では試験期間全体を通じて症状に変化が無かったのに対して、マインドフルネス瞑想法のトレーニングを受けたグループでは、(トレーニングを受ける前に比べて)追跡期間(トレーニング終了後6ヶ月後まで)における朝のこわばり、押さえたときの痛み、および痛みの平均点が低くなっていました。

ただし、客観的な指標(C反応性タンパク質の数値と腫れている関節の数)には、マインドフルネス瞑想法をする前とした後とで変化がありませんでした。