ミネラル摂取量と鬱症状の有無の関係

(2019年2月) "Nutrients" 誌に掲載された金沢大学の研究で、ミネラルの摂取量と鬱症状の有無の関係が調査されています。

研究の方法

65才超の男女 1,423人を対象にアンケート調査を行って、食生活からミネラル類の摂取量を推定したり、鬱症状の有無を調べたりしました(クロス・セクショナル研究)。

結果

全体の20%に鬱症状が見られました。

女性に限り、ナトリウムとマンガンを除く7種類のミネラルのそれぞれについて、摂取量が多いと抑鬱が生じていることが少ない(抑鬱のリスクが低い)という関係が見られました。

7種類のミネラルそれぞれのリスク低下幅(オッズ比)は次の通りです(摂取量が最大のグループと最少のグループとの比較):
  • カリウム: -60%
  • カルシウム: -63.5%
  • マグネシウム: -59%
  • リン: -56%
  • 鉄: -70%(ただし p= 0.050)
  • 亜鉛: -54%
  • 銅: -57%
男性では、全くと言っていいほどミネラル摂取量と抑鬱リスクとの間に関係が見られませんでした。