(2018年9月) 武漢大学(中国)の研究グループがミネラル類の摂取量と大腸ガンのリスクとの関係を調べたメタ分析の結果を "Biological Trace Element Research" 誌に発表しています。
Yu Meng et al. "Dietary Intakes of Calcium, Iron, Magnesium, and Potassium Elements and the Risk of Colorectal Cancer: a Meta-Analysis"
メタ分析の方法
ミネラル類(カルシウム/鉄/マグネシウム/カリウム)の摂取量と大腸ガンのリスクとの関係を調べ 2017年12月17日までに発表された29の研究(コホート研究が14とケース・コントロール研究が15)のデータを分析しました。
結果
コホート研究
カルシウムの摂取量が多い場合には少ない場合に比べて、大腸ガンになるリスクが24%低下していました。
マグネシウムでも同様に20%のリスク低下でした。
ケース・コントロール研究
ケース・コントロール研究でも同様に、
カルシウムや
マグネシウムの摂取量が多いと大腸ガンのリスクが低いという結果でした(74%と20%のリスク低下)。