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味噌汁に心拍数を減らす作用?

(2017年1月) "Internal Medicine" 誌に掲載された九州病院の研究で、味噌汁をよく飲む人は心拍数が少ない傾向にあるという結果になりました。

研究の方法
50~81才の日本人男女527人を対象に、味噌汁を飲む頻度・血圧・心拍数などを調べました。 味噌汁を飲む回数に応じて、データ全体を次の4つのグループに分けました:
  1. 1回未満/週
  2. 4回未満/週
  3. 7回未満/週
  4. 7回以上/週
結果
心拍数
味噌の種類を問わず、1のグループに比べて2~4のグループは心拍数が多いことが少ないという結果でした。 2~4のグループは1のグループに比べて、1分間あたりの心拍数が63回(*)を超える率が20%ほど低かったのです。

(*) 「63回」という数字は、今回のデータにおける心拍数の平均が63.6回であることに基づいています。 したがって、63回を超えているのが異常であるというわけではありません。

安静時の正常な心拍数の範囲は60~100回/分程度です。 平均的な心拍数は年齢や性別によっても異なりますが60~70回/分程度です。 心拍数は、肉体的な健康さ・ホルモン・自律神経により決定されます。
1分間あたりの心拍数が68回を超えている人の割合が、1のグループでは41.5%だったのに対して、2~4のグループの合計では26.5%に過ぎませんでした。
血圧
味噌に塩が使用されていることから味噌汁を飲み過ぎると血圧が上がることが懸念されますが、今回の研究では味噌汁を頻繁に飲む人の血圧が高いということはありませんでした。 ただし、今回の研究で調査対象となった人たちは、大部分が高血圧ではありませんでした。

結論
研究チームは次のように結論付けています:
「中高年の日本人は、味噌汁を飲むと心拍数が減る可能性がある。 味噌汁を飲むことによる血圧への影響は見られなかった」
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この研究のスポンサーは不明ですが、研究チームは味噌業界から資金提供を受けていないことを宣言しています。