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カット野菜のパッケージに野菜汁が付着していたらサルモネラ菌に要注意?

(2016年11月) パッケージで売られているカット野菜の切り口や潰れた箇所から野菜汁がにじみ出ていたら注意が必要かもしれません。 "Applied and Environmental Microbiology" 誌に掲載されたレスター大学(英国)によると、野菜の傷んだ組織から出る汁によってサルモネラ菌が毒性を発揮しやすくなります。

概要
増殖力の増加
パッケージに入っているカット済みのホウレン草とミックス・サラダから、わずか数マイクロ・リットル(*)の汁がしみ出るだけでも、サルモネラ菌の増殖率が2千4百倍に増加しました。
(*) ティースプーン1/200杯分にも満たない量。

カット野菜のパッケージを購入した時点でパッケージ内にサルモネラ菌の細胞が数個入っているだけであっても、カット野菜の消費期限が到来する頃にはパッケージ内に何千匹ものサルモネラ菌がウヨウヨしているということになります。

冬に冷蔵庫で保管していても、野菜汁によってサルモネラ菌が増殖していました。 このことから研究者は「カット野菜は開封後するに食べるのが良い」と述べています。

付着力の増加

野菜汁により、サルモネラ菌が物の表面に付着する能力も増加していました。 サルモネラ菌の付着力が増すと、野菜をしっかりと洗ったとしても菌を野菜から除去できませんし、カット野菜のパッケージにまで菌が付着するようになります。

毒性の増加
カット野菜からしみ出た汁は、サルモネラ菌の病原性まで高めていました。 野菜汁に接触したサルモネラ菌では、菌が毒性を発揮するのに必要とするタンパク質が増加していたのです。