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適度な飲酒習慣に早死を予防する効果?

(2017年8月) "Journal of the American College of Cardiology" に掲載された山東大学(中国)などの研究によると、適度な飲酒習慣に早死を予防する効果が期待できるかもしれません。

これまでの研究でも適度な飲酒が心臓や血管の健康に有益であることが示されています。 「適量の飲酒は健康的であるとする研究の大部分に欠陥がある」という研究もありますが、今回の研究では「健康状態が悪いために飲酒をしない」などのケースも考慮したうえで、適度な飲酒習慣があると死亡リスクが低いという結果となりました。

研究の方法

18才以上の米国人男女33万人超のデータを飲酒習慣に応じて複数のグループに分けて、8.2年間における死亡リスクを比較しました。

結果

8.2年間のうちに3万5千人ほどが死亡しました。 このうち 8,947人が心血管疾患(心臓病や脳卒中)で死亡し、8,427人がガンで死亡しました。

飲酒習慣も飲酒歴も無いグループに比べて、少量あるいは適量(*)の飲酒習慣があるグループは総死亡リスク(死因を問わない死亡リスク)が20%ほど下がっていました。 心血管疾患で死亡するリスクに限ると、この数字は30%近くでした。
(*) 男性では週に14杯未満、女性では週に7杯未満。

飲酒量が多いグループと飲酒習慣も飲酒歴も無いグループとの比較では、男性に限り、総死亡リスクが25%、ガンで死亡するリスクが67%高くなっていました。

また、週に少なくとも1回は大量飲酒をするというグループでは、総死亡リスクが13%およびガンで死亡するリスクが22%高くなっていました。