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適量の飲酒によって心臓疾患のリスクが低下するのは一部の人だけ

(2014年11月) "Alcohol" 誌に掲載されたヨーテボリ大学(スェーデン)の研究によると、適量の飲酒によって心臓疾患のリスクが低下するのは特定の体質の一部の人だけです。

この研究で、冠動脈疾患の患者618人と健康な被験者 3,000人の遺伝子を調べ、さらに飲酒量に応じてグループ分けして、冠動脈疾患と飲酒量との関係を調べたところ、適量の飲酒によって冠動脈疾患のリスクが減っていたのが、CETP TaqIB と呼ばれる遺伝子型を持っている15%の人たちだけだったのです。 CETP TaqIB は以前の研究で、飲酒の健康効果に関与していることが明らかにされています。

研究者は次のように述べています:
「適量の飲酒だけ、あるいは CETP TaqIB を持っているだけでは、強い予防効果はありません。 適量の飲酒と CETP TaqIB の2つが組み合わさって初めて、冠動脈疾患のリスクが有意に下がっていました」
研究チームは、このような結果になった理由として次の2つの仮説を提示しています:

  • アルコールが何らかのかたちで CETP (コレステリルエステル転送タンパク)に影響し、それによって HDL コレステロールに有益な作用がもたらされるという説。 CETP TaqIB がコードする CETP は HDL コレステロールに作用しますが、この HDL コレステロールには血管から過剰な脂質を取り除く効果があります。

  • アルコールに保護作用のある抗酸化物質が含まれているという説。
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