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適度な飲酒でも脳に悪影響、学習能力が落ちる

(2012年11月) "Neuroscience" 誌に掲載された研究で、適量の飲酒であっても脳細胞の形成が阻害されることが明らかになりました。

研究の方法

この研究では2週間にわたるネズミの実験を行いました。 ネズミのエサを液状のものに変更して好きなだけ食べれるようにしておき、一部のネズミのエサにはアルコール(エタノール)を混ぜておきました。 そして、ネズミの脳細胞と運動能力および運動に関わる学習能力を検査しました。

アルコール入りのエサを食べたネズミでは、血中アルコール濃度が約0.08%(米国で飲酒運転にならないギリギリの上限値)となりました。 この研究では、この0.08%を「適度な飲酒」による血中アルコール濃度だと位置づけました。

結果

アルコールの入っていないエサを食べたネズミと比較した結果、0.08%の血中アルコール濃度によって、ネズミの運動能力または短期的な学習能力は損なわれませんでしたが、新しい細胞を生産し保持する機能が海馬において損なわれ、脳細胞の生産量が40%近くも減っていました。

長期的に悪影響
研究チームは、短期的には(適量の)飲酒により問題が生じなくても、長期間にわたって飲み続けていると悪影響が蓄積されて、新しい物事を学習する能力に支障を来たす可能性があると警告しています。