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適量のお酒、特にワインで鬱症状が出るリスクが下がる

(2013年8月) "BMC Medicine" に掲載されたスペインの研究によると、1日にワインをグラスに1杯飲むことで鬱になるリスクが下がります。

研究の方法

この研究では、55~80歳の男女 5,505人(男性 2,683人、女性 28,22人)の飲酒習慣、生活習慣、およびメンタル・ヘルスの状況に関するデータを、7年間にわたって面談や医療記録の調査を複数回行うことで収集しました。

結果
収集したデータを分析した結果、1日あたり5~15グラムのアルコールを摂取している人では、鬱症状が出るリスクが減少していました。 特に、一週間あたり2~7杯のワインを小さいグラスで飲んでいる人で、鬱になる率が最も低くなっていました。 この結果は、喫煙や食事、婚姻状態などの要因を考慮したうえでなお有効でした。
アルコール度が5%のビール500mlに含まれるアルコール重量が20gですから、5~15グラムのアルコールというと、アルコール度が5%のビールで言えば、125ml~375mlになります。
研究者は次のように述べています:
「控えめの量でお酒を飲むことで、冠状動脈疾患(心筋梗塞や狭心症など)に対するのと同様の保護効果が得られる可能性があります。 鬱症状と冠状動脈疾患は、機序の一部が共通していると考えられています」
ただし、研究グループによると、アルコール摂取量の多い人は鬱症状があっても医師の診察を受けない傾向にあるなどの可能性もありますが、今回の研究では、そういった可能性が考慮されていません。