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適度な飲酒でHDLコレステロールの減り方が遅くなる?

(2016年11月) "Scientific Sessions 2016" で発表されたペンシルバニア州立大学などの研究で、適量の飲酒をたしなむ人はHDL(善玉)コレステロール値の低下が遅いという結果になりました。

研究の方法

中国在住で健康な成人男女8万人の飲酒量とHDLコレステロール値を6年間超にわたり追跡調査したデータを分析しました。

どのくらいの飲酒量が「適量」か?

今回の研究では、飲酒量が男性では1日あたり1杯~2杯まで、女性では1日あたり半杯~1杯までの場合を「適量の飲酒」とみなしました。

結果

データ全体において、年月の経過につれてHDLコレステロール値が低下していましたが、適量の飲酒をたしなんでいたグループは、お酒を飲む習慣がなかったグループや飲酒量が多かったグループにくらべて、HDLコレステロール値の低下が緩やかでした。

お酒のタイプ

「適量の飲酒」でHDLコレステロールの減り方が遅くなっていたのはビールを飲んでいた人たちでした。 蒸留酒のように強いお酒を飲む習慣がある場合には、飲酒量が少ない(男性は1杯/日未満、女性は0.4杯/日未満)場合にのみHDLコレステロールの減り方が遅くなっていました。 ワインについては、ワインを飲む人のデータが少なかったため不明です。

留意点
他国で研究を行うと別の結果になる可能性もあるので、今後の類似研究で今回の結果を確認する必要があります。 また、現時点で飲酒の習慣が無い人が、HDLコレステロールを増やすためにお酒を飲み始めるのはお勧めできません。