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認知機能を維持するにはウォーキングよりも激しい運動が必要?

(2016年3月) "Neurology" 誌に掲載されたマイアミ大学などの研究で、比較的激しい運動をする習慣がある人は思考力などの認知機能が老化により衰えるペースが遅いという結果になりました。出典: Exercise May Slow Brain Aging by 10 Years for Older People

研究の方法

思考力・記憶力に問題が無い高齢者876人に過去2週間における運動の量と頻度を尋ねてから平均で7年後および12年後に記憶力と思考力のテストを行いました。 7年後のテストのときには脳のMRI検査も同時に行いました。

結果

運動習慣が無いという人とウォーキングやヨガなどの軽い運動をするというグループ(全体の90%)はランニングやエアロビクスなど比較的激しい運動をするというグループに比べて、5年間における思考力・記憶力の低下幅が大きいという結果でした。 両グループの低下幅の差は10年分の老化に相当します。

喫煙・飲酒・高血圧・BMIなど脳の健康に影響しうる他の要因を考慮しても、両グループ間における思考力・記憶力の低下幅の差は消滅しませんでした。

コメント
研究者は次のように述べています:
「中~高強度の運動により高齢者の認知機能の低下を遅らせられるかもしれません。 ただし、今後の研究で今回の結果を確認する必要があります」