新生児に保湿剤を塗るとアトピー性皮膚炎になりにくい

(2014年10月) 国立成育医療研究センター(日本)の研究で、新生児が生まれてから定期的に保湿剤(ローション)を塗ることによって、アトピー性皮膚炎になるリスクが30%下がるという結果になりました。

この研究では118人の新生児を2つのグループに分けて、一方のグループにのみ、グリセリンをベースとする「エモリエント」という市販の保湿剤を32週間にわたって(*)塗布しました。 その結果、エモリエントを塗らなかったグループでは59人中28人がアトピー性皮膚炎を発症したのに対して、エモリエントを塗ったグループで発症したのは19人に留まりました。
(*) ソース記事には期間に関する記述が2箇所に存在し、もう一方では「生後数週間」となっています。

研究チームによると、皮膚が乾燥しヒビ割れると、体内に刺激物が入り込み、その刺激物に免疫細胞が刺激露されて刺激物に対抗するための抗体の生産が強化されます。 そして、抗体の過剰生産によりアレルギーの症状が生じます。

アトピー性皮膚炎の赤ちゃんは、のちに卵アレルギーや、喘息、副鼻腔感染症などになりやすくなります(したがって、保湿剤でアトピー性皮膚炎を予防することでこれらのアレルギー性疾患のリスクも低下できると思われます)。