ADHDの子供は睡眠時間を増やすと良いかも

(2019年4月) "Experimental Biology 2019" で発表予定のシンシナティ子供病院の研究によると、注意欠陥多動性障害(ADHD)を抱えるティーンエイジャーは睡眠時間を増やすことで集中力・計画力・感情調節力が改善されるかもしれません。出典: More Sleep May Help Teens with ADHD Focus and Organize

ADHDを抱える人は実行機能に問題のあることが少なくありません。実行機能は集中力・注意力・時間の管理などに関与します。 実行機能に問題があるティーンエイジャーは学業・人間関係・感情の発達に支障が生じることがあります。

これまでの研究で、ADHDではない若者において睡眠不足が実行機能の低下につながる可能性が示されています。 ADHDの若者でこの点を調べたのは今回の研究が初めてです。

研究の方法

ADHDのティーンエイジャーに一晩の睡眠時間が6時間半でしかない1週間と(眠りたければ最長で)9時間半まで眠れる1週間を過ごしてもらいました。

そして、この2通りの1週間ののちに実行機能(ワーキングメモリー・計画力・感情制御など)を調べるテストを実施しました。

結果

6時間半までしか眠れなかった週には9時間半まで眠れた週に比べて、実行機能の色々な面が低下していました。

研究グループは次のように述べています:
「ADHDの子供は睡眠時間を増やすことで、学業・社交・感情に良い影響が期待できるかもしれない」