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高血圧の薬は複数のタイプを少しずつ用いると良い?

(2017年6月) "Hypertension" 誌に掲載されたニュー・サウスウェールズ大学のシステマティック・レビューによると、複数のタイプの高血圧の薬を組み合わせることで、少ない服用量で同じ効果を得て副作用を減らすことができるかもしれません。出典: Combo of smaller meds may just be the dose to lower blood pressure

レビューの方法

降圧剤を組み合わせて使用した場合の降圧効果を、降圧剤を1種類だけ服用した場合やプラシーボを服用した場合とで比較した42の臨床試験のデータを分析しました。

データに含まれる高血圧患者の数は2万人超で、患者たちが服用していた降圧剤はACE阻害薬・アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)・βブロッカー・カルシウム拮抗剤・サイアザイド(利尿薬)など様々でした。

結果

主な結果は次のとおりです:
  • 2種類の降圧剤をそれぞれ規定量の1/4の用量で服用すると、1種類の降圧剤を規定量で服用した場合と同等の効果が得られた。(*)
  • 4種類の降圧剤をそれぞれ規定量の1/4の用量で服用すると、1種類の降圧剤を規定量で服用した場合の2倍の効果が得られた。(†)
  • 2種類の降圧剤をそれぞれ1/4の用量で服用した場合には、1種類の降圧剤を規定量で服用した場合に比べて副作用が相当に少なく、プラシーボを服用した場合と同程度だった。 4種類の降圧剤をそれぞれ1/4の用量で服用した場合の副作用については、データの量が足りなかったため不明。

(*) 6つの試験。 大部分の試験では、1種類の降圧剤を1/4の量で服用した場合の効果を調べた。

(†) 1つの試験だけ。

留意点

研究者によると、複数の降圧剤を少しずつ使用するという方式は有望ですが、一般に推奨するには未だ臨床データが不十分です。
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