朝の太陽の光にダイエット効果?

(2014年4月) "PLOS One" に掲載された米国ノースウェスタン大学の研究によると、朝の太陽の光を浴びるのがダイエットに有効かもしれません。
Reid KJ, Santostasi G, Baron KG, Wilson J, Kang J, et al. (2014) Timing and Intensity of Light Correlate with Body Weight in Adults. PLoS ONE 9(4): e92251. doi:10.1371/journal.pone.0092251 (Licensed under CC BY 4.0)

この研究で、平均年齢31才の男女54人(男性26人)に、体に当たった光量を感知する腕時計型の機器を装着してもらい7日間にわたって日光に当たるタイミングと光量を測定したところ、朝早くに強い光に当たる人の BMI(自己申告による身長・体重から算出)が最も低かったのです。

必要な光の強さ

体重との関係に有意性が見られたのは500ルクス以上の光でした。 室内の蛍光灯による照明の明るさは一般的には200~250ルクス程度です。 屋外では曇っている日でも 1,000ルクス以上になります。

500ルクス以上の光を浴びるタイミングが1時間遅くなるごとに、BMIが1.28増えていました。 カロリー摂取量・睡眠時間・睡眠を取る時間帯(朝型か夜型か)・運動量などの要因を考慮しても、BMIの20%が光を浴びる量とタイミングに左右されていると思われます。

考えられる理由
光を浴びる量とタイミングによって体重が左右される理由としては、①朝に光を浴びることによってサーカディアンリズム(体内時計)が整えられ、それによって睡眠の質が向上するから、②あるいは朝の光が食欲や代謝に影響するホルモンに作用するから、などの仮説が立てられています。
参考記事
アドバイス
研究者は、午前8時から正午までの間に、20~30分間ほど日光に当たることを勧めています:
「ことあるごとに早朝の太陽光に当たりましょう。 できれば徒歩で職場に通うのがよろしい。 晴れた日の戸外の光量は500ルクスを遥かに超えます。 家の外に出ないのであれば、窓の近くで過ごしましょう。 窓もない環境であるというのならば室内の照明を十分に確保しましょう」
留意点
今回の研究は、被験者数が少ない点と、身長・体重が自己申告によるものである点が弱点です。