座って過ごす時間30分を体を動かして過ごした場合の死亡リスク低下幅

(2019年4月) "American Journal of Preventive Medicine" に掲載された米国がん協会などによる研究で、1日の座って過ごす時間うちの30分間を体を動かして過ごすことにした場合の死亡リスクの低下幅が推算されています。

研究の方法

男性 37,924人および女性 54,617人を対象に、座って過ごす時間や身体活動習慣などについて尋ねたのち、1999年から 2014年にかけて生存状況を追跡調査しました。 そして、座って過ごす時間30分/日を軽度の身体活動(LPA)や中程度~激しい身体活動(MVPA)をして過ごす時間に置き換えた場合の死亡リスクを推算しました。

結果

現在の身体活動量が最低レベル(MVPAが17分/日以下)の場合、座って過ごす時間30分をLPAに置き換えると死亡リスクが14%(1)低下するという計算になりました。 MVPAに置き換えると45%(2)の死亡リスク低下でした。

(1) ガンによる死亡に限ると-9%、心臓病・脳卒中による死亡に限ると-17%

(2) ガンによる死亡に限ると-31%、心臓病・脳卒中による死亡に限ると-47%
現在の身体活動量が中程度の場合、座って過ごす時間30分をLPAに置き換えると死亡リスクが6%低下するという計算になりました。 MVPAに置き換えると17%の死亡リスク低下でした。

(1) ガンによる死亡に限ると-6%、心臓病・脳卒中による死亡に限ると-9%

(2) ガンによる死亡に限ると-17%、心臓病・脳卒中による死亡に限ると-17%
現在の身体活動量が多い(MVPAが38分/日超)場合、座って過ごす時間30分をLPAに置き換えてもMVPAに置き換えても死亡リスクは下がりませんでした。