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10年以内の死亡リスクが判定できる「死亡率指数」

(2013年3月) カリフォルニア大学の研究グループが「死亡率指数」なるものを開発しました。 この指数は、50歳超の人について、今後10年以内に他界する確率を判定するというものです。

死亡率指数の用途

死亡率指数は、検査や医療行為のコストに見合うだけの寿命が患者に残っているかどうかを医師が考えるときに使用します。 これは例えば、極端な話、生命維持装置をつけて寝たきりになっている人にガンの検査なんて無意味だということでしょう。

研究グループは、このテストを医師と共に行うことを推奨しています。 一般人がライフスタイルを変えるための指針といった類ではないそうです。

死亡率指数の概要
このテストでは、次の12の項目の合計点が少ないほど10年以内に亡くなるリスクが低いとみなします。
  • 男性である → +2点
  • 60~64歳 → +1点
    65~69歳 → +2点
    70~74歳 → +3点
    75~79歳 → +4点
    80~84歳 → +5点
    85歳以上 → +7点
  • 現在ガンであるか、またはガンの病歴がある(軽度の皮膚ガンは除く) → +2点
  • 活動が制限される、あるいは酸素吸入を必要とする程度の肺疾患がある → +2点
  • 心臓発作になったことがある → +2点
  • 糖尿病または高血圧である → +1点
  • 喫煙者である → +2点
  • 独力で入浴できない → +2点
  • 健康または認知能力の衰えが原因で家計を管理できない → +2点
  • 数区画(数百メートル?)を歩けない → +2点
  • 大きな物体(家具など)を押すなどして動かせない → +1点
  • BMI が25未満である → +1点
死亡率指数のスコアと死亡リスクとの関係

研究グループは、この研究以前に4年以内の死亡率指数というのを研究していましたが、今回の研究で、同じ項目が10年以内の死亡率指数にも適用できることを確認しました。

前回の4年以内の死亡率指数では、スコアと死亡リスクの関係は以下のようになっています。 たぶん、10年以内の死亡率指数も同じだと思います。

スコア 死亡率
0~5点 3~4%
6~9点 15%
10~13点 40~42%
14点以上 64~67%

最も高得点の場合(85歳以上の男性で各種の病気で喫煙者で...という場合)のスコアは26ですが、この場合には10年以内に死亡する確率が95%になります。

逆にスコアが0点以下であるには、ちょっぴり太った60歳以下の女性でなくてはなりませんが、その場合の10年以内の死亡率は0%ではなく3%となります。

留意点

研究グループによると、死亡率指数は絶対的なものではなく、あくまでも目安です。 また、他の研究者によると、死亡率指数は50歳や60歳程度の若い人たちに関しては精度が低いだろうとのことです。

死亡率指数は、50歳オーバーの人たち2万人超の10年分データの分析に基づいて作られました。 10年間のあいだに2万人超のうち 6,000人近くが亡くなりました。