早死にの予防に必要な運動の激しさに性別の差?

(2016年11月) "American Journal of Preventive Medicine" に掲載されたクイーンズ大学(カナダ)の研究によると、男性と女性では早死にを予防するために必要な運動の激しさが異なる可能性があります。

研究の方法
米国在住の成人男女 5,562人の身体活動(*)の量を携帯型の計器を用いて測定し、運動量に応じてデータを5つのグループに分けました。 その後、平均で6.7年間にわたり生存状況を追跡調査しました。
(*) 運動・家事・通勤通学などで体を動かすこと。
データの分析においては、年齢・性別・生活習慣・社会経済的状態(収入・職業・学歴など)を考慮しました。
結果
女性

低強度の(身体への負担が少ない)身体活動量が最も少ないグループに比べて他の女性は、総死亡リスク(死因を問わない死亡リスク)が42%低くなっていました。 中~高強度の身体活動量では、この数字は67%でした。

中~高強度の身体活動を行っている場合には、低強度の身体活動の量は死亡リスクに影響していませんでした。

男性

低強度の身体活動量が最も少ないグループと他の男性のあいだで総死亡リスクに違いは見られませんでした。 中~高強度の身体活動量に関しては、身体活動が最も少なくない場合に総死亡リスクが61%低下していました。

結論
女性は低強度の身体活動でも早死にの予防になるけれども、男性は中~高強度の身体活動でなければ早死にの予防にはならないという結果でした。