幼児は遊びに干渉し過ぎる母親に対する好感度を下げる

(2013年2月) ミズーリ大学の研究によると、子供の遊びに干渉しない母親ほど子供との関わりが深くなります。 この研究では、1才・2才・3才・5才の子供たちが母親と遊んでいる様子を撮影した映像を分析しました。

研究者の話では、子供というものは自分がすることを自分で決定できると意気揚々とし、得意満面になりますが、子供の遊びを仕切りがちな母親の下では、子供はそのような選択ができません。

子供の遊びを仕切るとは

子供の遊びを仕切るというのは、例えば子供がオモチャで遊ぶときに、どのオモチャでどのように遊ぶのかやオモチャで遊ぶ時間を母親が決定すると言うことです。

そして遊び方を母親が決定するとは例えば、牛小屋と牛のオモチャで遊んでいて子供が牛を牛小屋の窓から入れようとするのを禁止して、扉から入れさせようとするとか、オモチャの台所セットでガスコンロに触れさせないなどです。

母親としては、遊びを通して社会常識やガスコンロの危険性を子供に教えているわけですが、これは子供の創造性を奪う行為であるうえに、子供が母親と過ごす時間の楽しさを損なっている可能性があります。

遊びを仕切ると好感度が下がる

今回の研究によると、遊びの時間中に母親が仕切る度合いが強いほど子供の母親に対する好感度は下がります。 ただし、母親が子供に向ける愛情が多ければ、子供の遊びを仕切る母親でも、子供の母親に対する好感度はあまり下がりません。 これに対して、子供の遊びを仕切る母親が、子供に対して否定的あるいは批判的であると、子供が母親に抱く好感度の下がり方が激しくなります。

ベストな遊ばせ方は?

研究者によると母親が子供と遊ぶ際には、子供に愛情を示しつつ子供が遊ぶ補助はしても遊び方にはあまり口を出さないのがベストです。

研究者はさらに、次のように述べています:
「子供は、遊び方を管理されていると感じても、常日頃から母親の愛情を感じていれば『母が私の遊び方を管理するのは私を愛するが故なのだな』 と思うけれども、愛されていないのに遊び方だけを管理されていると感じる場合には 『母は自分の都合で私を管理している』としか思わないものなのです」