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マウスにトマトを与えると皮膚ガンが軽減。 でも効果があったのはオスだけ

(2017年7月) "Scientific Reports" に掲載されたオハイオ州立大学の研究(マウス実験)で、オスのマウスでのみトマトを食べると皮膚ガンの腫瘍が少なくなるという結果になりました。

研究の方法

180匹のマウスを複数のグループに分けて、普通の餌やフリーズドライにしたトマトを10%含有する餌などを35週間にわたり与え、11週目から20週目にかけて紫外線を浴びせかけました。

結果

オスのマウスでのみ、フリーズドライにしたトマトを10%含有する餌を与えた場合に皮膚ガンの腫瘍の数が50%ほど少ないという結果でした(4つに対して1.7)。

タンジェリン・トマト(*)をフリーズドライにしたものを含有する餌を与えられたグループでも腫瘍の数が少なくなっていましたが、統計学的に有意といえる差ではありませんでした。
(*) 体内で利用されるリコピンの含有量が多いトマト。 タンジェリンは「みかん」という意味。 タンジェリン・トマトはオレンジ色をしていて、甘みが強いそうです。

解説

トマトに含有されるリコピンなどのカロテノイドに皮膚を紫外線から保護する効果があるのかもしれません。 リコピンには強力な抗酸化作用があります。

これまでにも複数の臨床試験で、トマト・ペーストを一定期間食べ続けると日焼けが軽減されることが示されています。 トマトに含まれていたカロテノイドが皮膚に蓄積して紫外線によるダメージから皮膚を守ってくれるのだと考えられています。

ただ、リコピンのサプリメントを服用してもトマトを食べたときほどの効果は得られないため、トマトの抗紫外線効果にはトマトに含まれる他の成分も関与しているのだと思われます。

メスのマウスではトマト摂取の効果が見られなかったことに関して、研究者は次のように述べています:
「今回の研究では、(ガンの)予防策を模索するうえで性別を考慮する必要のあることが示されました。 男性で効果のある予防策が女性でも同じように有効であるとは限りません。その逆もしかりです」
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