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パーキンソン病の進行を抑制する薬の臨床試験が来年にも開始?

(2016年12月) "Science Translational Medicine" 誌に発表された動物実験の結果に基づき、パーキンソン病を根本的に治療する「MSDC-0160」という薬の実用可能性を探る臨床試験が 2017年のうちにも開始されるかもしれません。

既存のパーキンソン病治療薬はいずれもパーキンソン病の症状のみをターゲットとするものですが、MSDC-0160はパーキンソン病の根本的なメカニズムに作用して病気の進行を遅らせます。

メカニズム

MSDC-0160がパーキンソン病の治療に効果を発揮するのは、この病気が少なくとも部分的にはエネルギー代謝の異変に端を発しているためです。

MSDC-0160は脳細胞のミトコンドリアに作用して、栄養素をエネルギーへと変換するという細胞に備わる能力を回復し、そうすることによって細胞が有害なタンパク質を処理する能力が正常化されるように見受けらます。 有害なタンパク質が正常に処理されると、炎症が減って神経細胞の死滅が減少します。

MSDC-0160のメーカー

MSDC-0160は、米国ミシガン州の Metabolic Solutions Development Company という企業が2型糖尿病の治療薬(インスリン感受性改善薬)として開発しました。

今回の研究は、米国の Van Andel Institute の主導で行われました。