外で遊ぶ時間が長い子供に近視が少ない理由はビタミンDではなかった

(2014年12月) "Investigative Ophthalmology & Visual Science" 誌に掲載されたブリストル大学(英国)の研究で、ビタミンD 不足と子供の近視リスクとのあいだに関係は見られないという結果になりました。

解説

ここ数十年で近視の子供が増加していますが、外で過ごす時間が長い子供では近視になり難いことが知られています。 例えば、今回の研究と同じデータベースを用いた以前の研究でも、8~9才のときに戸外で過ごす時間が長かった子供は15才になる頃までに近視になっている率が半分ほどでしかないという結果が出ています。

ビタミンDは皮膚に日光(紫外線)が当たることによって作られるので、「外で遊ぶ時間が長い子供に近視が少ないのは、日光に長時間あたることによってビタミンDが十分に作られるためではないか?」という説が浮上していたのですが、今回の研究はこの考えを否定する結果となりました。

コメント
研究者は次のように述べています:
「今回の結果から、ビタミンDのサプリメントを飲んでも近視の予防に効果は無いと思われます。 外で過ごす時間が長い子供に近視が少ない理由については今後の研究が必要となるわけですが、さしあたって子供たちにはなるべく長時間を外で遊ばせるようにすると良いでしょう。 外で遊ぶのは視力に限らず、子供にとって様々な面でプラスとなります」