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太っていないのに非アルコール性脂肪性肝疾患の人は死亡率が高い

(2014年5月) "Digestive Disease Week" で発表されたケンタッキー大学の研究によると、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の患者においては肥満の人よりも普通体重(BMI が25未満)の人のほうが死亡率が高くなっていました。 普通体重のNAFLD患者には、①非白人の男性であるという傾向と、②2型糖尿病や高血圧などの慢性疾患である率が低いという傾向がありました。

この研究では、生検により NAFLD であることが確認された患者 1,090人のデータ20年分を調査しました。 BMI の平均値は、普通体重の NAFLD 患者グループでは23、肥満の NAFLD 患者グループでは33でした。

普通体重グループでは(肥満グループに比べて)、インスリン抵抗性が有意に低く、ALT(アラニンアミノ基転移酵素)という肝機能の指標として用いられる酵素の量も有意に少なくなっていました。 また、普通体重グループのほうが肝臓における脂肪蓄積と繊維化の度合いが比較的軽度でしたが、肝臓の炎症は(肥満グループよりも)重度でした。

1,090人のうち 2005年以前に肝生検が行われたのは483人でした。 このサブグループのうち、普通体重だったのは32人、肥満だったのは451人だったのですが、それぞれの死亡率は、普通体重のサブグループで28%(9/32人)、肥満のサブグループで14%(62/451人)でした。 死因について両グループ間での違いは見られませんでした。

研究者は次のように述べています:

「NAFLDは肥満の人の病気だと思いがちですが、今回の結果から、太っていない NAFLD 患者は NAFLD から派生する肝臓疾患の兆候に気を付ける必要があると言えるでしょう」


研究チームは今後、BMI だけでなく脂肪の分布なども考慮した研究を行う予定です。