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銀のナノ粒子がフリーラジカルの原因に

(2014年2月) 銀には抗菌作用があるため、銀のナノ粒子が様々な製品に用いられていますが、"ACS Nano" 誌に掲載されたデンマークの研究によると、銀のナノ粒子(以下「ナノ銀」)が細胞に侵入してダメージを与えます。

ナノ銀が用いられている製品には次のようなものがあります: 化粧品・飲料の容器・食品の包装や容器・バンドエイド・歯ブラシ・靴下・冷蔵庫・洗濯機。

さらに、ナノ銀をコーティングとして用いる製品だけでなく、抗菌・抗インフルエンザ・抗ガン作用を謳うサプリメントなど、ナノ銀そのものを服用あるいは塗布するような商品も販売されています。
どのように有害なのか
研究者は次のように述べています:
「金属としての銀それ自体に毒性はありませんが、ナノ銀はその小ささが問題となります。 ナノ銀は非常に小さいために、細胞壁を通過して細胞に入り込みます。 ナノ銀が細胞に入り込むと、細胞に異変が生じる可能性があります」
研究の概要

今回の研究では、ヒトの細胞の中でもナノ銀と接触することが最も多いと思われる腸の細胞を対象に調査を行い、ナノ銀が①細胞内においてフリーラジカル(大量に発生するとガンやアルツハイマー病の原因になると考えられている)が形成される原因になっていること、そして②各種タンパク質の形と量に変化を生じさせていることを明らかにしました。

留意点
研究グループは、①今回の研究が生身の人間ではなくヒトの細胞を用いて行われたものであること、そして②ナノ銀の量がどの程度であれば人体への影響が出るのかは不明であることを注意点として挙げています。